会社設立、許認可申請、電子定款、インターネット事業支援など。大阪・吹田市江坂の行政書士セイケ事務所です。

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21、定款の作成(10)〜会社をつくるときの議事録をつくる。

新会社法での会社設立の議事録について説明します。

マサル:先日勤めていた会社を退職し、今は自分の会社設立に向けて準備中。
A教授:かつてのマサルの恩師。会社設立についてとても詳しい。


<< ポイント >>
新会社法での会社設立の議事録について説明します。


A:それでは定款の中身は大体できたようなので、今度は「議事録」を作成していくとしよう。

マ:エッ、「議事録」ですか?

A:うむ。会社設立の場合は「発起人会議事録」といって、 株主総会になる前の組織として「発起人会」という形で議事を行ったものとして、その議事録を残しておく必要があるんじゃ。

マ:この議事録っていうのは、議事を実際に開いてそのときの様子を書き記す必要があるんですよね。 でも「発起人はボクひとり」なのにわざわざ議事を開く必要なんてあるんですか?

A:うむたしかに一見不要とも思えるのじゃが、会社設立時にはそうした決定事項が「正式な手続き」を踏んで 行われたことを証拠として残しておかないといけないからのう。

マ:なるほど。それじゃ具体的には発起人会で何を決めておけばいいんですか?

A:ここでは、会社を興すにあたり決めておくべき基本的な事項を書いておくだけでいい。

具体的には
・「会社の商号および本店の所在地
・「最初に取締役となるべき人の選定
といったところじゃな。これを議事録に明記しておくのじゃな。


★発起人会議事録の作成例(1人会社の場合)

発起人会議事録

平成○年○月○日午前10時、株式会社アップル創立事務所において発起人全員出席し、株式会社アップル発起人会が行われ、 その全員の一致の決議により設立時取締役及び本店所在地を次の通り選任、決定し、午前10時30分閉会した。

設立時取締役  羽田 マサル

本店  東京都千代田区○○町○丁目○番○号

上記決定事項を証するため、発起人の全員は、次の通り記名押印又は署名する。

平成○年○月○日

株式会社アップル発起人会

発起人 羽田 マサル

A:そしてこれとは別に「設立時代表取締役選定決議書」というものがある。
これは複数の取締役がいる会社で取締役の中から代表取締役を選定する場合に使うものじゃな。

マ:でもさっきの発起人会議事録と一緒じゃダメなんですか?

A:うむ確かに似たような感じの書類ではあるが、「代表取締役は取締役の中から選任する」と定款に 記載してあるのでここでは取締役同士の話し合いによって作られたものであることを別に証明する必要があるんじゃよ。

また本店所在地についても、定款では「東京都千代田区に置く」としか記載されてないので、ちゃんとした本店の 場所を決めておくという意味でここに記しておくんじゃな。

もちろん取締役会がある場合は「取締役会議事録」という形になるが、この会社の場合は取締役会がないので こういった形で残しておく必要があるんじゃ。

今回のマサル君の場合は1人会社なので取締役会についての記述は必要ないが、一応こういうものがあるという ことを参考までに知っておいたほうがよいぞ。

マ:なるほどよくわかりました。

発起人会議事録では、取締役と本店の場所を決めておきます。

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